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部門の現状
教育について 診療について 研究について

教育について
【学部教育】
建学精神の一つである「良医を育てる」をモットーに、循環器系をはじめとするユニット講義(第3学年)、診察手技(OSCE)実習(第4学年)、BSL(Bedside Learning)/CCS (Clinical Clerkship)(第5・6学年)に取り組んでいます。

【卒後教育】
2004年からスタートした初期臨床研修を通じて、卒後教育にも精力的に取り組んでいます。
心血管疾患の診療においては、一つの臓器ではなく全身を診ることが要求され、その意味で多数の研修希望者を受け入れてきました。中心静脈へのカテーテル挿入をはじめとする診療技術の習得、心機能や血圧の評価とコントロール、といった初期臨床研修で要求される技能を習得するために充分な症例が経験できます。
また循環動態が破綻した場面を指導医とともに数多く経験することで、即時の判断対応能力を養う絶好のチャンスになるでしょう。 2年間の初期臨床研修終了後は、循環器内科に籍を置く、あるいは金沢医科大学病院の後期研修コースを選ぶことができます。その結果、日本内科学会の内科認定医に、卒後3年目の2月時点で応募、その年(卒後4年目)の7月に受験することが可能です。また日本循環器学会認定循環器専門医は、早ければ卒後6年目の夏に受験することが可能です。認定医・専門医資格は、臨床技能の達成度を示す客観的指標であり、循環器内科を挙げてその取得にむけサポート体制を整えています(学位については研究の項を参照)。

診療について
【診療体制】
重症治療室としてハートセンター(CCU)が10床を、心血管外科を中心とする他診療科と共同運用し、
急性心筋梗塞や心不全など循環動態が不安定な急性期疾患に対し、内科・外科の垣根を越えて集中治療を行っています。また2011年10月から病院に新設された心血管カテーテル治療科では、当部門のメンバーがスタッフとして専門的診療を担当しています。

【診療実績】
従来から積極的に進めてきた冠動脈硬化症に対するカテーテル治療では、高度石灰化を伴う狭窄に対するロータブレーター治療の豊富な経験と優れた実績が、わが部門の特徴の一つです。
また最近増加の一途をたどる下肢閉塞性動脈硬化症に対する集学的治療も注目していただきたい分野です。
バルーン拡張術、ステント留置術に加え、腎臓内科の協力の下にLDL吸着除去術(アファレーシス)などを積極的に取り入れてきました。さらに、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療や除細動器など植え込み型機器による治療がここ数年飛躍的に発展しており、今後ますます期待される分野となっています。
重要なことは、これらの実績は北陸三県を中心として多くの先生からの患者紹介や、院内の他部門からの信頼の上に積み上げることが可能となったものとの認識であり、部門全員で更に発展させていきたいと考えています。

研究について
臨床の現場に研究の端緒があり、また研究成果は必ず臨床の現場に還元される必要があるとの信念の下、虚血性心疾患(冠動脈硬化症)、不整脈、高血圧・動脈硬化、心不全・心筋代謝疾患に対し、ベッドサイドの疑問からスタートし遺伝子解析も含めた集学的な研究を行っています。
循環器内科で行われる全ての診療が前向き研究であるとの認識のもと、一つでも多くのエビデンス発信を目指しています。 優れた研究に触れることは、優れた臨床医になるために不可欠のステップです。
まず第一歩として大学院への進学と学位取得を積極的に進めており、社会人大学院制度を利用し、初期臨床研修終了後に大学あるいは関連病院で勤務しながら大学院に進学することが可能です。
学会活動として特筆すべきは、冠動脈疾患に対するカテーテル治療の実技を討議するKanazawa Coronary Conference(KCC)Live Demonstrationの中心施設の一つとし年一回の開催に貢献していることです。
医師はもちろん、コメディカルを含む多数の参加者にとっても有意義な会と高い評価を受けています。
また2007年7月1日に第114回日本循環器学会北陸地方会(梶波康二会長)を、2009年9月6日には第209回日本内科学会北陸地方会(梶波康二会長)を主催しました。

最近の主な研究業績は業績一覧にまとめて示した通りです。